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メールの送受信のしくみ             

■メールの送受信のしくみ
「送信」……自分のメールボックスにメールを送ること
「受信」……自分のメールボックスにメールが届いているか見にいくこと
 
 
※上図はメールのやりとりを説明するため便宜的に用意したものです。
 厳密な仕組みを知りたい方は、各自で学ばれることを勧めます。
  
1.あなたの送信したメールは、プロバイダのメールボックスへ届きます。
2.SMTPが送り先を探して、相手のメールボックスへメールを送ります。
3.相手が受信処理を行うまで、メールはメールボックス内にとどまり続けます。
4.相手の受信処理が行われると、POP3がユーザー名とパスワードを検証します。
5.入力情報に間違いがなければ、相手のパソコンにメールが届くことになります。
 
プロバイダとのみ契約している場合は、プロバイダの指定したメールサーバー(SMTPサーバー)へ
メールを送信することになります。
あなたは今、自分のホームページ上から、メールを出せるようにしたいと考えています。
そこで、ふと考えます。
プロバイダーのメールサーバーへ送っていたメールを、レンタルサーバー(のSMTPサーバー)へ
送るとどうなるのだろうか?
ちゃんと相手に届くのだろうかと。
 
■SMTPの種類
 
メーラーの設定のひとつに、SMTPサーバーの指定があります。
普段、あなたはプロバイダー経由で友人にメールを出しています。
この設定を変更して、レンタルサーバー経由にしてしまうと、果たして相手に届くのだろうか……。 
 
答えを先回りしていえば、プロバイダを選ぼうがレンタルサーバーを選ぼうが、相手に届きます。
重要なことは、制限のかけられていないSMTPサーバーなら、どれを選んでも構わない(届く)ということです。
(「制限」って何だ? と思った方、あとで説明するので、いまは深く考えないでください)
 
たとえば、送信先アドレス:abc@xxxx.com にメールを出すとします。
そこで、どのSMTPサーバーを選ぶか?
SMTPサーバーの指定は、メーラーを立ち上げて、
「ツール」→「アカウント」→「メール」→「プロパティ」→「サーバー」で確認できます。
それでは設定の例をあげてみます。
 
(1)プロバイダーをSMTPサーバーに指定する場合
ごく普通の場合ですね。利用者のもっとも多いケースです。
 
 
(2)レンタルサーバーをSMTPサーバーに指定する場合
サーバー屋から指定されたものを入力します。
下の画面写真の例では、サーバー屋は xxxx.com をSMTPサーバーとして指定してきました。
 
 
(3)他のサーバーをSMTPサーバーに指定する場合
 
このどの方法をとっても、相手先にメールが届きます。
簡単に図示しますと、メールを送るときは次のような経路があるということです。
繰り返しますが、重要なのはメールを送るのに際して、どのSMTPサーバーを使ってもよいということです。
(逆にいえば、特定のSMTPサーバーを使わねばならないことはない、ということです)
 
 
するとどうなるでしょうか?
SMTPサーバーは忠実な配達人です。
送信者アドレスはでたらめ、表示名(一般的に、差出人の名前を入れます)も適当なメールが送られてきても、
宛先が存在する限り、配達しようとします。
以下、自分宛にメールを出してみます(他人にたいして出さないようにしてください)。
 
 
1.新規メールの作成(SMTPサーバーの機能を検証します)
 
試しに、いかがわしいメールを作ってみます。
メーラーを起動して、「ツール」→「アカウント」→「追加」→「メール」 を選択します。
「表示名」には全角スペースを入れます。この状態で、「次へ」ボタンが入力可能になります。
では、「次へ」ボタンを押してみましょう。
 
 
2.メールアドレスの入力                                      
 
メールアドレスの入力画面になりました。
画面は「電子メールアドレス」に abcd@abcd を指定したところです。このアドレスは存在しないものを入力します。
アドレスを登録しおえたら、「次へ」ボタンを押してください。
 
 
3.POP、SMTPサーバーの指定
 
サーバーを指定します。
画面はプロバイダのPOPサーバーがxxxx.ne.jp、SMTPサーバーがxxxx.ne.jp の例です。
入力したら、「次へ」ボタンを押してください。
 
 
4.アカウント名、パスワードの登録
 
アカウント名とパスワードを登録します。
プロバイダーから取得したものを入力してください。
入力したら、「次へ」を押します。
 
 
5.設定完了
 
「完了」ボタンを押して、作業を完了させます。
 
 
6.メールアカウントの入力
 
メールアカウントを入力しておきます。
「ツール」→「アカウント」を選択して、作成したメールアカウントを選び「プロパティ」を押します。
覚えやすい名前として、「テストメール」と入力しておきます。
「OK」を押して作業を終了させます。
 
 
7.テスト開始 ・ 新規メールの作成
 
では、新規メールを作成してみましょう。 送信者(差出人):abcd@abcd にします。
送信先は自分のメールアドレスにしてください。
ひどい内容ですので、他人へ送ってしまうと迷惑がかかります。
てきとうにメッセージを書いて、「送信」してください。
 
 
8.受信する
 
無事、送信できましたか?
今度は受信してみましょう。「送受信」を押してください。
メールボックスへの問い合わせがはじまり、メールが届きました(下画面)。
 
 
この事例から、でたらめのメールアドレスでも届いてしまうことが分かりました。
SMTPサーバーは送信元のアドレスが実在していなくても、送信処理をおこなってしまうのです。
メールを受け取ったひとは、どんな思いをするでしょうか?
 
わけのわからないメールを受け取って気分を害することになります。送り返しても、「そんな宛先は見つからない」と
エラーを知らせるメールが返ってきます。送信者のアドレスが存在しないので、仕方ありません。
しかも、届くメールは1通とはかぎりません。10通、100通と送られることもあります。
 
SMTPサーバーはメールを送信するときに、ユーザーIDやパスワードの要求をしないため、誰でも他人の
SMTPサーバーを利用できるのです。
そこで、おかしなメールを送信させないためにも、SMTPサーバーに制限をかけようという発想が出てくるのです。
 
 
■SMTPサーバーの機能制限
 
機能制限とは具体的などんなことなのでしょうか?
制限の種類をみていきましょう。
 
●SMTPサーバーの使用禁止
レンタルサーバー屋のなかでは、「踏み台」にされるのを警戒してSMTPサーバーの機能を提供をしていない
ところがあります。
 
●SMTPサーバーの一時的な使用禁止
規則違反を犯した契約者の存在や、セキュリティ面を考えた上で、一時的に使用禁止にしているところがあります。
 
●SMTP認証
メール送信の際に、ユーザー名とパスワードをチェックして、SMTPサーバーを使える人物かどうかチェックします。
 
●POP before SMTP認証
メールボックスをみにいくときには、ユーザー名とパスワードで認証が行われています。
どちらかが違えば、メールボックスを開けることはできません。
認証に成功すれば、メールボックスの所有者がアクセスしてきているのだと判断し、そのユーザー名、パスワードを
もつ人物に送信許可が下されます。
 
このとき、メールアドレス、ユーザー名、パスワードの組み合わせが一致していなければなりません。
a_mailaddress@xxxx.ne.jp のメールボックスをa_user,a_password でみにいったのなら、認証成功後に送信する
送信元アドレスはa_mailaddress@xxxx.ne.jp でなければなりません。
b_mailaddress@xxxx.ne.jp で送信しようとすると、エラーになります。
サーバーにとって、b_mailaddress@xxxx.ne.jp というメールアドレスが実在するかどうか分からないからです。
 
また、送信できる時間にも制限が加えられます。
受信に成功してから10分間とか30分間とか、規定が設けられています。
一定時間経過すると認証が無効になってしまうので、この状態で送信しようとするとエラーになります。
その場合、再び受信作業を行って認証に成功しないといけません。
 
「送受信」の処理が「送信」→「受信」の順序になっていると、認証できずに送信に失敗します。
ですが、このときの受信処理で、認証に成功するので、再び「送受信」を行うと、今度は送信に成功します。
受信作業はメールが届いていようが届いていまいが、行う必要があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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